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2026-03-03 09:05:00
『空間』という名の、おもてなし
お客様のご訪問先で、お片づけを進めていくと
ふとした瞬間に
収納の中が、清々しいほど「スカスカ」になることがあります。
これまで
「あれも、これも、取っておかなくっちゃ」と
懸命に押し込んでいた、あの場所。
けれど
「これは、本当に必要かな?」と自分に問い続け
「ここになくても、いいんだ」と手放していく。
そうして生まれた、なにもない空間。
そこには、驚くほどの「静寂」が宿ります。
すると、多くの方がこう仰るのです。
「さて、次は何を詰め込みましょうか?」
空いたスペースには、何かを入れなければならない。
私たちの無意識は、いつの間にか
そう指示を出しているのかもしれません。
そんなとき、私はふと感じるのです。
それはまるで、不意にできた休日を前にして
「さあ、どんな仕事を詰め込もうか」と
自分を追い立てている姿に、似ているな、と。
「空間」は、心のゆとり。 「空間」は、日々の安らぎ。
外から眺めるだけで、心がざわつく満員電車。
周囲に余裕があり、ゆったりと座れる静かな席。
どちらが、あなたを穏やかにしてくれるかは
もう、分かりますよね。
住まいの収納も、それと同じだと思うのです。
整理収納のあとに生まれた、贅沢なまでの「空間」。
そこを埋めずに、ゆとりを持って配置すること。
それこそが、自分自身を丁寧にもてなすことであり
わが家を、最高の「パワースポット」にするということなのです。